和紙絵づくりへの挑戦


 和紙を表現の素材として油彩のように、描きたい、そんなきっかけは、10数年前になります。

  ある日、和紙絵の作品展を観にいきました。それは、写真と見まちがうくらいの風景画でした。
 和紙で、こんな表現ができるのか、と新鮮に感じました。それをきっかけに、私も教室に通い、年に1枚程度の作品作りを、
 マイペースで今も続けています。日本特有の和紙を素材に、美しいものを再現したいと仕事の合間に、思い出したように
 教室に出かける状態で、作品はあまり完成していません。

  仕事上、パソコンにも出合い、最近、欲が出てきました。ホームページを作り、趣味の一端として、日本伝統の「能」の
 美しさを再現したい、そんな想いもあり、私の拙い作品も紹介させていただくことにしました。
 素材としての和紙を紹介し、私が好むものを加えたホームページを見ていただく機会に感謝しています。


  作品づくりの用具は、染色してある種々の和紙、ピンセット、ノリ、数本の絵筆に、キャンバスです。和紙は細かくちぎり、
 重ねていきますが、息で飛ぶような小さいクズも立派な素材になります。和紙を薄く、自由自在に伸ばし、絵筆にノリをつけ、
 ピンセットと絵筆で貼りながら形を作り出していきます。
 気の遠くなるような作業ですが、徐々に仕上がっていき、遠くから眺めたり、手直しをしたりなど、画家気取りです。
 出来は別として、完成後の達成感があり、作業の苦労も忘れて次の作品づくりが楽しみになります。


素材

  素材は、無地の和紙を染色しています。厚さはさまざまですが、のびる紙、細かくちぎるなど、表現したいものに合わせて
 使用していきます。

(作品に合わせて染めた和紙は、教室の先生より頂いています。和紙が欲しい方は、インターネットでお求め下さい。
このホームページでも、リンク先を貼らせていただいています。どうぞ、リンク先をクリックして、夢を楽しんでください。